グレコのBg.シリーズより、米国プロデュースの「BGW22 SH」が登場しました。
BGW22 SHはアルダー・ボディーに、ローステッド・メイプル・ネックをプレートレスの4点留めボルト・オン方式でネック・ジョイントしたモデルです。
グレコの歴史あるBg.ボディー・シェイプを基に発展させたシェイプで、バック・カットを採り入れ演奏性の向上を図っており、さらにトップ側とバック側のエッヂのRを変え、トップ側に比べてバック側はより丸みのあるエッヂとなっています。
フィンガーボードはパーフェローで、一般的にミディアム・スケールといわれる628mmのスケールを採用し、ミディアム・ジャンボ・サイズの22フレット仕様になっています。
ピックアップは、ヴィンテージ・サウンドを目指したメタル・カバードのオリジナル・ハムバッカー「ヴァーチョーゾ」をブリッジに、オリジナル・シングルコイルをネックにマウントしています。
コントロールはマスター・ヴォリュームとマスター・トーンを搭載し、3ウェイ・ピックアップ・セレクター・スイッチを備えています。
また、ヴォリュームを絞った際にもフル・ヴォリュームと変わらないトーンを実現するトレブル・ブリード・サーキットを導入しています。
さらにトーン・コントロールはリアのハムバッカーのコイルタップ・スイッチを兼ねていますので、2ピックアップ仕様ながら、幅広いサウンド・メイキングが可能です。
チューニングの狂いを最小限に抑えたロッキング・チューナーを使用し、ストリング・スルー・タイプのハードテイル・ブリッジを採用しています。
ボディー・カラーはライト・グリーンで、マッチング・カラーのヘッドストックとなっています。
特徴的なピックガードは3プライで、ホワイトとなっています。
2020年1月の世界最大級の楽器見本市であるNAMMショーで発表され、米国にて先行発売したモデルです。
米国のギター業界で長年のキャリアを誇るスペシャリストであるグレッグ・ティモンズ(ゼネラル・マネージャー)と米国デザイン・チームを中心に、日本の開発部門と幾度となく意見交換と試作を重ね、米国市場を中心にグローバルな視点で細部にこだわり製作指揮をしたモデルです。
最前線でプレイするギタリストやギター・テクニシャンたちへの徹底的なヒヤリングを重ね、現代のプレイヤーが求める要素を注入したモデルに仕上がっています。